TTN新潟コミュニティーのイニシエーターで新潟エスラボ株式会社社長の田中さんとは、ちょうど1年前、新型コロナ感染が拡大している頃、近所の阿賀マテリアル社が特許保有する高純度の弱酸性次亜塩素酸水を使い自動噴霧するブースを共同開発しておりました。
当時、建設現場向けに作業員が新型コロナに感染しないように弱酸性次亜塩素酸水を自動噴霧するブースの引き合いがありました。
*弱酸性次亜塩素酸水の自動噴霧ブースの様子
阿賀マテリアル社社長熊倉さんの発明した次亜塩素酸水の製造特許をもとに国連諮問機関UNIDOを通じ高純度の弱酸性次亜塩素酸水が東南アジア諸国でライセンス生産されています。
今週、LoRaWAN CO2エアークオリティセンサ LQA4が初回出荷につき、田中さんにご購入したいただいたので、ちょっと私の考えついたことを田中さんに相談してみました。 下記の市販の消毒ボトルとLoRaWAN水漏れセンサ LWL01を組み合わせて、消毒液の空き状況を遠隔通知する仕組みが簡単にできないか?質問してみました。
田中さんは、さまざまなIoTシステム構築の経験がありアイデアマンです。 いとも簡単に市販の消毒ボトルとLoRaWAN水漏れセンサ LWL01をつなげてTTN (The Things Network)のペイロードデコーダーを作り替えて具現化していただきました。流石です!
センサメーカーであるDragino社のペイロードデコーダーは、水洩れを感知すると知らせる仕組みですが、今回は真逆の動きになります。これを下記のように消毒液が入っている時にステータスが1、空になる寸前でステ―タスが0になるよう、ぺイロードデコーダーのソースを書き換えてもらいました。
*The Things Networkのアプリケーションメニューの修正したペイロード画面
LoRaWAN水漏れセンサ LWL01 日本語マニュアル from CRI Japan, Inc.
私の住んでいます最寄りの駅にあるイトーヨーカドー店舗入り口に常設している次亜塩素酸水の消毒液です。広域施設で消毒液の補充通知を知らせる仕組みに使えると思います。
さらにLoRaWAN CO2エアークオリティセンサ LAQ4を事務所内で設置していただき、実験した時の様子です。 LAQ4は、他のエアークオリティセンサと同じようにキャリブレーションをまず実施して、それから2日ほどで空気状態を感知補正する仕組みになっています。
最初導入時は、TVOCやCO2の値がバラツキがあります。これは、新潟がすこし寒かったため、暖房による数値の上昇のようです。2日前後を経過すると安定的な数値になりますが、随時、暖房で部屋を暖めるとTVOCやCO2の数値が上がっていることがわかります。 さらに、これから夏に蚊やハエが発生した時に使う殺虫剤を部屋に噴霧すると同じくTVOCやCO2の値は上がるとのアドバイスをいただきました。
LoRaWANエアークオリティセンサLAQ4日本語マニュアル from CRI Japan, Inc.
これから第四波による新型コロナ感染拡大とのことですので、噴霧器や消毒ボトル、さらにはCO2センサなど活躍の場があるかもしれません。 上述のIoTインテグレーションをご用命の際は、新潟エスラボ社までご連絡ください。
*新潟エスラボ株式会社サイト
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https://niigata-sl.com/
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